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「カバチタレ!」(注)見ましたか?あの漫画、そして、ドラマ化から「どうやったら行政書士になれるの?」という問い合わせが増えました。ここでは、簡単に「行政書士試験」のポイントをお教えしたいと思います。「今目指して勉強中!!」という方にも「これから取得してみようか・・・」という方にも、ご参考になれば嬉しいです!
注:青木雄二監修・田島隆原作・東風孝広漫画
法改正時の変更箇所と数字に留意しましょう。施行細則まで出題範囲にされているのですが、市販の六法でそこまで掲載されているものは皆無でしょう。お金に余裕があれば、行政書士試験受験六法と判例付六法の二冊揃えることをお薦めします。
条文そのものを問うことよりも、判旨と結論について尋ねるものが多くなってきました。過去問を繰り返し、゛定番判例 ゛が出題されたときには絶対に取りこぼしがないように心掛けましょう。
根抵当権についての出題実績からもわかるように「ここは出ない!」という聖域がなくなりつつあります。だからと言って1042条の全てをツブしていくのは効率が悪いですね。総則から相続までをバランス良く修得するために、計画的な学習方法を身に付けましょう。
行政手続法が成立した背景には、巨大化する行政権に一定の歯止めをかけるという目的があった為です。顧客が行政庁から不利益処分をうけた場合、この法律を駆使して顧客の利益確保の為に寄与しなければならないわけですから、学習にも一層力が入るはずですね。
行政事件訴訟法とパラレルで学習することをお薦めします。例えば、両法の第14条を比較してみてください。その成立趣旨や射程範囲が見えてきませんか?
実務(相続や韓国人・朝鮮人・台湾人の在留関係)で最低限必要になってくる知識です。条文だけ眺めていても実感がわかない方は、ご自身の戸籍や住民票を取得して、どこに何がどのように記入されているのかを確かめてみるのと目の前に道が開けてくるかも・・・。
あちこち手を広げてしまうとかえって命取りです。(例えば、労働基準法の条文数と出題数を比較してみてください)過去問や答練、問題集を繰り返し解いて自分の血と肉にしてしまうことが先決です。本試験で「?」という問題が出てきたときに「これは捨て問!」と割り切る勇気も必要です。