防犯用具「さすまた」につきましては、小中学校等の教育施設における不審者侵入事案発生時の 対応策として、既に配備され、不審者侵入想定訓練においても使用されているところでありますが、 現在、使用されております「さすまた」の殆どが、アルミ等の金属製の棒状体の把持棒の先端部に アルミ等の金属製の湾曲状のパイプを固定した構造で形成されており、防犯用具として優れた点も ありますが、刃物等の凶器を所持した相手と対峙し、相手から「さすまた」の先端部を掴まれ、刃 物等で攻撃を受けた場合、受傷或いは殺害される危険性が有るなどの弱点もあります。同形状の「さ すまた」は、2001年に大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男が侵入し、児童8人が死亡し、 教師2人を含む15人が重傷を負った事件当時から現在に至るまでの長い期間にわたり使用されてい るのが現状であり、この様な過去の事案を踏まえ危機管理対策の必要性に鑑み、これらの弱点を回 避するための防犯用具として刃物等の凶器による攻撃を防御し、さすまたの奪取を回避することが 可能な構造を特徴とする防刃楯付き刺股を考案し、令和6年1月に実用化に至ったものです。
特許庁:実用新案登録 防犯用具「防刃楯付き刺股」の考案・実用化に至る経緯及び目的
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